札幌太田病院コラム

　窒息時に必要な緊急気道確保の処置『クイックトラック(輪状甲状膜穿刺キット)の使用方法』について、研修会を行いました。医師、看護師合わせ合計３０名の参加があり、専門業者の方からクイックトラックの各パーツの名称や、解剖学も含めた手技の流れなど、模型を用いて分かりやすく教えていただきました。その後、皆で実際に模型を使用し状況をイメージしながら練習しました。

　アンケートでは、看護師から「クイックトラックの手技や介助について学ぶことができ、とても勉強になった。実際に窒息時など緊急の処置が必要となった際には、この研修で学んだことを生かして、直接介助を積極的に行っていきたい」や、医師からも「具体的な対応について実践的に学ぶことができありがたかった」「日頃より触れていないといざという時に手が動かないので、こういう機会が大切だなと思いました」等の声がきかれました。