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子供はうつ病にならないと考えられていた時代もありましたが、現在は子供もうつ病になると考えられています。中学1年生のうつ病有病率は4.1%との報告もあります。
うつ病の中核となる症状は、睡眠障害、食欲障害、日内変動、体のだるさ、興味の低下、意欲の低下、集中力の低下など子供の場合も大人と同様です。しかし、子供のうつ病では、大人とは異なる症状の現れ方もあります。小学校低学年では、腹痛や頭痛などの体調不調、急に泣き出す、赤ちゃん返りする、登校をしぶる、イライラするなど。高学年では、朝起きない、食べない、話さなくなる、孤立する、イライラする、攻撃的になる、不登校になるなど。中学生では上記に加え、過食、学業成績低下、引きこもり、暴力的になる、ネットに依存、性的依存、自傷行為、自殺未遂などを認めることがあります。
うつ病の発病には自身の特性と環境など複数の要因が関わります。子供の場合、自身の特性には遺伝、性格、発達障害などが挙げられ、環境要因には家庭、学校、社会の問題が挙げられます。
うつ病は遺伝性があることが知られており、家族にうつ病の方がいると本人もうつ病になる確率は高まります。
また、うつ病になりやすい性格も指摘されています。まじめ、責任感が強い、勉強熱心・完璧主義、気分転換が苦手、他人との良好な関係を望むなどです。
更に、子供のうつ病では、背景に発達障害のあることもあります。発達障害に気づかれぬまま育つと、自分と周囲の差異を自覚し、親から叱責され、同級生からいじめや無視をされる生活となり、無力感や孤独感が強まり、うつ病に発展すると考えられています。
環境要因も重要です。特に両親の不和、離婚、再婚、家族の死去、子への無関心、虐待などは子供のうつ病発病に大きな影響を与えます。学校での要因には、いじめや無視、孤立、転校、学業不振、部活での失敗などがあります。社会要因としては、転居や事故、災害などが誘因となることがあります。
うつ病は不安症を併発することが多く、子供の場合も同様です。分離不安症、パニック症、社交不安症、全般性不安症などを伴うことが少なくありません。
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札幌市太田病院(精神科・心療内科)
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