札幌太田病院コラム

　新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。

　いよいよ2024年がスタートいたしました。皆様はどんなお正月をお過ごしでしょうか。当院の病棟では新年最初の作業療法プログラムとして「書初め」と「福笑い」を実施いたしました。

　書初めでは新年の抱負や好きな言葉など、参加者それぞれが自分たちの思いを書き示していました。現代では情報機器の普及によって、手で字を書く機会が少なくなっている傾向があります。書道では筆を握り、集中して字を書くことで日本の伝統文化に触れながら、知性や感性を養うことができます。今年一年の目標を明確にすることで、充実した生活を送るための心構えができ、私たちスタッフにとっても貴重な機会でした。

　一方、福笑いでは初めての方が多く、なかなか上手くいかずに面白い顔が続々と…。完成品を見て、「こんなはずじゃなかった～！」「え、全然違う！」と驚きの声がたくさんありました。年始からたくさん笑い、患者様と楽しい時間を共有することができ、とても充実したお正月を過ごすことができました。

　当院では今回紹介したように、患者様が入院中でも季節感を味わったり、文化的に過ごせるよう行事やプログラムを日々、企画・実施しております。今後とも、皆様の治療や目標達成のサポートに努められるよう、より一層気を引き締めていきたいと思います。

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