Calender
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9:30 - 17:00 |
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再 診
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9:30 - 17:00 |
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身体症状症は、患者様の自覚症状に見合う身体的異常や検査結果がないにもかかわらず、痛みや吐き気、しびれなど多くの身体的な症状が長い期間にわたって続く病気です。患者様の中には、身体に力が入らなくなったり、けいれん発作のような症状が出現したりすることもあります。症状は体の様々な場所に生じ、しばしば変化します。患者様の中には、症状を身体的に説明する原因がないということが受け入れられず、医療機関を転々としてしまい、精神科受診に至るまでかなりの時間がかかってしまう方もいらっしゃいます。また、多くの患者様は、そうした身体症状のために仕事、学校や家庭などにおける日常生活に支障が出ています。
近年のアメリカを中心とする精神科診断の分類の整理や、日本語病名の検討委員会の話し合いから、新しい分類や呼称が使われるようになりました。以前は「身体表現性障害」と分類されていましたが、重複があったり境界があいまいだったりしたことから、新しい呼び名では「身体症状症および関連症候群」と呼ぶことになりました。以下では、新しい名称を使いながら、一部、古い名称も併記しながら説明します。
身体症状症はいくつかの種類に分類されます。
中でも「身体症状症」でお悩みの患者様が多いです。
下記のような体に症状が現れているのに、いくら検査をしても病気が見当たらない。
患者様は、つらい症状のために苦しんだり、「何か重大な病気があるのではないか」と強い不安を抱いたりします(下記、病気不安症をご参照ください)。
身体的な病気はない(または軽度)にもかかわらず「重い病気である」「病気にかかりそうだ」という不安にとらわれ、恐怖を感じている状態です。「自分は大病を患っている」と考え、何度も医療機関を受診したり、検査をしたりします。医療機関を受診しても原因がわからないため、強い不安や絶望感を抱きます。
医師から「何も問題はない」と言われて見放されたように感じたり、不信感や怒りを抱いたりすることもあります。患者様は身体症状の原因を突き止めるために、多くの時間やエネルギーを費やしてしまい、生活や仕事にまで影響することがあります。
身体的な原因が見当たらず、下記のような感覚機能の変化や随意運動の症状が現れる場合、心理的要因が原因である場合があります。
心理的要因が原因で「痛み」を感じる場合があります。
痛みは身体のあらゆる部分で生じ、背中・頭部・腹部・胸部が一般的です。
医療機関をめぐったけれど身体に原因が見当たらない場合は、精神科受診を検討してみましょう。それが治療の大きな一歩になります。
基本的に、お薬は使用しないケースが多いです。
疼痛性障害の場合は、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)や三環系抗うつ薬などの抗うつ薬を使用することがあります。
「身体化症状を、患者様ご自身がコントロールする」ことを目標にします。
症状の原因となるようなストレスを理解したり、ストレスの対処法を一緒に考えたりします。
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札幌市太田病院(精神科・心療内科)
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