札幌太田病院コラム

　札幌市にある精神科、心療内科の札幌太田病院です。

　３階デイケアでは、火曜と金曜の午後に『ギタープログラム』を行っています。ギターが弾ける人の集まりではなく、『ギターが弾けるようになりたい人』が集まって始まったギタープログラムです。当初は5人ほどしかいませんでしたが、少しずつ人数が増え、楽器が増え、活動の幅が拡がっていきました。楽器がギター1つだったのが、マラカス、カホン、ピアノ、フィンガーチャイムなど多彩になりました。

　今回、音楽経験がなく、ギタープログラムで楽器のスキルを身に付けたAさんにギタープログラムの魅力をインタビューさせていただきました。

Ａさんへのインタビュー

Ｑ.いつからギタープログラムに参加をしていますか

―ギタープログラムが出来てから少しして、なんとなくちょっとやってみようかなって。楽器何もやったことないけど、音楽好きだし、マラカスなら出来るかな、やってみようかなって。ここ数年続けて参加してます。

Ｑ.楽器は何を担当していますか

―しばらくマラカスを続けていたら、担当の講師の先生から「カホンを叩く人がいない。やってみない？」って声を掛けてくれた。最初は出来るか心配だったけど、やってみると意外と出来て、最初は先生に教えてもらっていたけど、今は自己流で曲に合った叩き方をしてることが多いです。最近は歌を担当することもあって、緊張するけどすごく楽しい。

Q.あなたにとってギタープログラムとは

―生きがい。出来たらずっとやっていたい。楽器も歌もやってる時すごく楽しいし、演奏が全部終わった後の「やり切った！」っていう達成感がすごい。自分が出来ることが少しずつ増えていて嬉しい。

Q.これからやってみたい人に一言

―ギターに限らず、カホンでもマラカスでもこれからやっても楽しいと思う。覚えるまでが辛いけど、やってみると楽しいよって伝えたい。

Q.これからの目標

―違う楽器もやってみたいし、最近歌を歌うようになって憧れの人に自分の歌を聞いて欲しい、一緒に歌いたいって今思ってる。いつか叶うといいな。もっとギタープログラムの参加人数が増えて、楽器が出来る人も増えたらもっと楽しくなっていくと思う。

Aさん、インタビューありがとうございました。

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