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双極性障害は、気分の落ち込みや意欲低下を認める「うつ病相」と、気分が高揚し意欲過剰を認める「躁病相」を呈する病気です。昔は躁うつ病と呼ばれていました。軽い躁状態に気づかれずうつ状態だけと思われて、うつ病と診断されてしまうことも少なくありません。その場合は、うつ病が遷延し「難治性うつ病」とされていることもあります。
この病気は、うつ状態だけをみる限り、うつ病と区別がつきにくいですが、治療にあたって鑑別は重要です。双極性障害とうつ病とでは、治療法が大きく異なるためです。
うつ状態と躁状態では以下の通り症状が異なります。うつ状態から躁状態へ、あるいは躁状態からうつ状態へ変わる時などには、それぞれの症状が混ざった混合状態が起こる場合もあります。「気分は憂うつなのに行動が多く活動的になる」、といったような状態です。
上記9項目中、AもしくはBを必ず含む5項目が同時期に2週間以上継続した場合を大うつ病エピソードと診断します。
上記9項目中、AもしくはBを含む4項目(Bのみの場合は5項目)が1週間以上(軽躁病エピソードは4日以上)継続した場合を躁病(軽躁病)エピソードと診断します。
双極性障害の治療の基本は薬物療法です。うつ状態と躁状態の波を薬で正常な範囲に戻すことができます。治療薬は、気分安定薬をメインに、非定型抗精神病薬を状態に応じて使い分けます。なお気分安定薬とは、躁状態にもうつ状態にも有効で更に予防効果も持つものとされていて、炭酸リチウムがその代表です。
軽症では炭酸リチウムやバルプロ酸といった気分安定薬の単剤療法が推奨されます。しかしながら、気分安定薬は速効性が低く、効果発現までにある程度の期間を要するため、中等度以上の躁状態では、炭酸リチウムやバルプロ酸にアリピプラゾール、オランザピンなどの非定型抗精神病薬を併用、もしくはそれらを単独で用いることが推奨されています。
クエチアピンのエビデンスが最も多く、炭酸リチウムも有効であるとされています。ラモトリギンやオランザピンとSSRIの併用も推奨されています。
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札幌市太田病院(精神科・心療内科)
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